+ 2020年(令和2年)今宮戎福娘 +

日本は去年新しい年号に変わり、新たな歴史が始まりました。
令和2年1月11日(土)、今日は昼からファッションモデルの撮影が大阪ベイエリアであります。
ロケということもありカメラマンが遅れる訳にはいけません。
奈良を拠点にしてますが、大阪、京都、神戸などでも仕事があります。
そんな訳で、少し早めに奈良を出発しました。
毎年楽しみにしている大阪のえべっさん。
今年は都合がつかずに行けそうにないかな?って諦めていました。
しかし、土曜日ということもあり道が空いていて大阪市内に早く着きました。
そして車で今宮戎神社の付近を通ると、以外と人が混んでなかったので、
適当に駐車場を見つけて、カメラ片手にお参りしてみることにしました。
目次
今宮戎の歴史

「商売繁盛で笹もってこい!」
豊臣時代の頃になり、庶民のえびす様への信仰はより厚くなりました。
また豊臣秀頼は片桐且元に、社殿造営の普請奉行を命じています。
この頃より市街が発達し、大阪町人の活躍が始まりました。
江戸期になると大阪は商業の町としてより一層の繁栄を遂げ、
それと期にして今宮戎神社も、大阪の商業を護る神様として篤く崇敬されるようになりました。
十日戎の行事もこの頃から賑わいをみせ、
延宝三年(1675)の現存する最も古い大阪案内の図「葦分舟」にも十日戎の状景が描かれています。
例年9月から募集いたしまして、11月の下旬に福娘が決まるそうです。
奉仕内容は、まず十日戎前に約3日間、
官公庁・各関係団体・報道関係の三班に分かれ挨拶回りを行います。(年によって、日にちは変更があります)
また七日には、餅まき行事、八日には舞楽奉納式に参列します。
十日戎では、九・十・十一日の3日間、朝九時から夜九時まで神社授与所で笹の授与を行います。
十日には、宝恵駕行列にも参加していただきます。
この間、お揃いの着物の上に千早を着用し、頭には金の烏帽子を付けてのご奉仕です。
今宮戎神社には毎年1月9,10,11日の3日間で、100万人もの参拝客が訪れます。
期間中には、大阪木津市場から雄雌一対の大鯛が奉納される行事の他に、
福娘によって福笹に自分の好きな吉兆を結んでもらえます。
ちなみに福娘は、数ある応募者の中から毎年50名が選ばれるそうです。
笹について(笹ってもらえるの?)

笹は、孟宗竹の枝で、いわゆる群がって生えている笹ではないそうです。
竹 は古代から、文学、美術、芸能、民具など日本人の生活とは密接な関係を保ってきました。
中でも竹のもつ清浄さ、根強さ、節により苦難に耐え忍ぶ姿、
冬も 青々とした葉を付け、更に竹林の生命の無限性、旺盛な繁殖力など、
そこに強い生命力と神秘性を感じとり、神霊が宿るとさえ信じられていました。
こうした日本人 の竹に対する感性が、色々な神事に笹が用いられることになり、
竹取物語のかぐや姫が、竹から生まれるのも同様の信仰から基づいたものです。
十日戎の笹も例 外ではありません。常に青々とした葉をつけているところに、
「いのち」を生み出し続け、「いのち」を常に甦らせている神秘性、
その姿は、神道の信仰そのも ので、神々のご神徳によって、
日々「いのち」が甦り、生成発展している姿を象徴しています。
そのようなたくさんの由来やありがたみが有る、
笹は無料で配られています。
先ずは神社の境内に入り、正面の神殿に向かい、お賽銭をなげてお参りします。
次にその周囲の少し高い所で、法被を着たおにいさんやおねえさんが笹を配ってるのでそれをもらいます。
(笹は選べませんが、けっこうどれでも形はいいです)
人をかき分けかき分け、いざ出陣!
福娘アタック!!!

さあいよいよ、吉兆を結んでもらうために、福娘を捜す旅に出ます(少し大げさですが笑)
私はいつも境内を時計回りに一周して、遠くの方からどの娘にしようか順番に見て回ります。
自分の感性(タイプとも言う)を信じて「この福娘がよさそう!」と決めます。
決めたら後はその娘の前の列で順番に並びます。
前まで行くと「ようおこし、ようおまいり」と福娘が迎えてくれます!
1,500円〜ぐらいからある、気に入った吉兆を何個か結んでもらいます。
お金を払ったら、「すみません、1枚写真を撮らせて下さい」と声をかけます。
すると福娘がポーズをとってくれてニッコリと笑顔で答えてくれます。
この瞬間に、「あぁ〜今、福を貰ってるんだ」って改めて至福の時となる訳です(笑)!
自分で商売を始めてここ何年か、毎年時間を作って3日間の内のどの日か(毎年バラバラ)
ちなみにこの3日間は呼び名があり、宵戎、本戎、残り戎(福)と言われています。
毎年結構な人手で、その日の時間帯によって凄く込んでる場合があります。
出来れば午前中に訪れることをお勧め致します。(比較的空いている)
写真撮影のこと

本格的に福娘を撮影するなら、笹を貰う前に行うのがベターです。
現地にはたくさんのカメラマン(プロ、アマ問わず)がひしめき合っています。
もちろん、男性カメラマンが圧倒的に多く、年齢的にもおっちゃんが多いようです(笑)
暗黙のルールとしては、
●無理矢理に列に割り込まない。
●笹を持って吉兆を付けてもらっている人の邪魔にならない。
●人の邪魔になるような、長い筒のような望遠レンズはなるべくえんりょうする。
●ストロボやフラッシュなどは禁止(これは警告の紙が貼ってある)
等です。
気持ちよくゆっくりと撮影したいなら、朝、早めの時間が特にオススメです!
福娘にカメラを向けるには声は出さずとも、一応目で合図をして撮る様にしています。
撮り終わったら軽く終わった合図として、手を挙げるか目を合わせてお礼のためお辞儀する様にしています。
福娘達も慣れたもので、ポーズを取ってくれたり、とびっきりの笑顔を向けてくれます。
あと、構図的なテクニックは、
いかんせん笹がすごく邪魔になります。
もう笹との戦いといっても過言では有りません!
いかに笹を避けながら、笑顔をGET出来るかが勝負の分かれ目です。
一瞬のシャッターチャンスを逃してはなりません!
なるべく回りの状況も入れたい時には少し引き気味のアングルで、
笹などに吉兆を付けている仕草などを狙います。
これも人々の邪魔にならない様に素早く撮って、すぐに引き下がる様にしています。
やっぱり激戦の中でいいのが撮れた時は思わず小さくガッツポーズをしたくなります。
福娘は選ばれただけのことは有り、すごく可愛くて奇麗です。
最近は何名か外国人の福娘も見かけたりして、国際色も豊かです。
いまみや福娘会といって、OG会の方達もたくさんお手伝いにきています。
「現役福娘としてご奉仕期間の1年が終わってからも神社との関係を継続したい」
「再び大祭などでご奉仕したい」「大阪を離れても神社との繋がりを大切にしたい」
そのような沢山の希望から、 卒業後も神社の行事に参加できるようになっているようです。
1年の商売繁盛を願って福をもらいにそして、可愛らしい福娘も自分のカメラに収めてみてはいかがでしょうか?!
大阪今宮戎神社の場所

場所ですが、
車でいかれる方は、近隣にはタイムスなどのパーキングが有りますが、ものすごく高いです。
今年発見したのですが、すぐ近くは10分500円でした(驚!)
少し離れたらもう少し安いです。
なので、公共交通機関で行かれるのをお勧め致します。
一番近いのは、南海高野線の今宮戎駅で、降りたらすぐです。
難波や新今宮からでも比較的近いので、ぼちぼち出店を冷やかしながら、
お祭りみたいな賑わいを味わいながら、歩いていくのもオススメです。
大阪府大阪市浪速区恵美須西1丁目6番10号
地下鉄御堂筋線大国町駅3番出口より東へ徒歩5分
地下鉄堺筋線恵美須町駅5番出口より西へ徒歩5分
南海高野線今宮戎駅降りてすぐ
阪堺線恵美須町駅西へ徒歩5分
JR新今宮駅北へ徒歩10分または南海高野線に乗り換え今宮戎駅
令和の最初のえべっさん

いかがでしたか?
今年はもう終わってしまいましたが、
また来年再来年と続くであろうえべっさん。
3日間あるのでみなさまも、1度お出かけになったらいかがでしょうか?
商売人だけではなく、それ以外の方も楽しめると思います。
実はこのえべっさん、夜もまた違った風情が有り楽しめます。
逆に夜の方がライトアップされてたりするので、福娘の見え方も違ってきて面白いです。
神社の周辺には屋台もたくさん出ていて、
大阪名物、たこ焼きなどを片手にコートの襟を立ててちょっと一杯、なんていうのも乙だと思いますよ。
※ 本文の歴史や笹についてなどは一部、今宮戎神社のH.Pを引用、参考にさせて頂いております。
